母の居住スペースについて

昨日居間のエアコンが壊れた件に関係するので、母の居住空間についても説明しようと思います。

最初のブログにも書きましたが母は4年前から入院するほど身体を壊して認知症も進み、現在は要介護状態になっております。その時の入院は40日程で退院したのですが、退院した直後は輸血の為週2回通院が必要な状態でした。また病院から往診で診察してくださる先生を紹介して頂き、その先生にも週1回の診察に来て頂いておりました。更にはケアマネージャーも紹介して頂き、デイサービスにも週2回通う事になりました。

母は入院する直前までは自分で駅まで自転車に乗り、1人で電車に乗って買い物や友達の所へ毎日のように出掛けるくらい活発に動いておりましたが、それが膝関節の軟骨が変形したことにより急に歩けなくなり2階の自分の部屋から階段の昇り降りが出来なくなったこともあり、退院後は1階の居間に介護用ベッドを置き、先生の診察もある事からそこを居住スペースにする事にしました。

私も当時仕事に出掛けて居なくなる時間帯が心配だったので、1階に住まわせていればトイレやキッチンが近くにあり最悪自力でもたどり着くことができるだろうと思い、それ以来居間が母の部屋になったのです。はじめのうちは母の友人も時々様子を見に来てくれたりしていましたが母の認知が段々進んできますと、その人の顔や名前を思い出せなくなりボーっとして会話が嚙み合わない状態になってくると訪れてくれた友人も段々居なくなってしまいます。

たまに聞く話で、身体が健康で足腰の丈夫な認知症の人は徘徊したりされると大変だと言われますが、母の場合は歩きまわれない分安心な面はあります。しかし基本が食っちゃ寝の日常なので退院後は43kgだった体重も1年後には10kg程太りました。これは関節治療の方針でステロイド薬を飲んでいる副作用で太りやすいので仕方ないらしいのですが、よくよく観察すると私の目を盗んでは冷蔵庫をあさり、冷たいジュースや何か美味しいものを盗み食いする事を楽しみにしている様な感じもします。なので私が作った3度の食事は好き嫌いが多くなってきて、聞き分けの無さも段々幼児化しているなと感じます。

そんな生活を何年か過ごしていた中での母の部屋である居間のエアコンが壊れたことにより、エアコンがまともに動く2階の部屋に移ってもらった方が熱中症で命を危険にさらすことも無くなるし、冷蔵庫のあさり癖も治まってくれるんではないかと思い、元々母の部屋だったところに戻って貰いました。

退院したばかりの頃は頑張っても10m程しか歩けなかったのでデイサービスに行くのでも車椅子に乗った状態で通っていましたが、最近では治療の効果や歩行器を使ってなるべく自分の足で歩こうとする努力も実ってか歩行が少しスムーズに出来るようになっております。それもあってか入院した年は要介護認定が4だった評価も翌年の評価は1に改善されています。

さすがに階段の昇り降りは危なっかしいので背中を支えながらになりますがトイレは自力で行ってくれるので助かります。お風呂はというと最初はデイサービスも週2回だったのが今では週4回に増やしましたので家では入らなくてもいいと言ってくれるのでその分楽ができます。

居間のエアコンを早めに直して居間での生活に戻ってもらうより、狭い2階の部屋にいてもらう方が電気代も節約できるし、エアコンのシーズンオフまでこのままの生活スタイルのほうがいいかなと思っております。(食事や薬をいちいち2階の部屋まで運ぶのだけは面倒だと思いますが。)

最後まで読んで頂きありがとうございました。