エアコンも壊れました。

とうとうエアコンまで買い替えないといけなくなりました。しかも一階リビングルームのエアコンなので18畳用のサイズですので20万円クラスの出費を余儀なくされます。

このエアコンはP社製で、家を購入した時に後付けで近所の小さな電気屋さんに設置してもらったものでした。しかしこのエアコンは使用し始めてから2,3年経った頃からだんだん効きが悪くなり、しまいには全く冷たい風が出なくなってしまったのでさすがにその電気屋さんに点検に来てもらいました。その電気屋さんから来た人は技術者というよりかは営業マンで、先ず電源を入れてみた後、外の室外機の様子を見に行き、室外機から冷やされて部屋のエアコンの方に空気が戻って行く管を直接触ってみて、「全く冷たい風が出て来てないのでこれは恐らく今年の猛暑で室外機の基盤がやられてしまってますね。買い替えるしかありません。」とのことでした。

数年前の話になりますが確かにその年は記録的な猛暑といわれた年で、被災された方はお気の毒な話ですが中国地方で土砂崩れ災害がおきてすぐにやってきた猛暑で、被災地の仮設住宅に設置する為に政府がエアコンの在庫を押さえてしまっているのでなかなか手に入らないのだとも言われていました。それでその営業マンも強気で「今一番グレードの低い安価なものは政府が押さえてしまってどこに行っても手に入らなく、在庫があるこの機械を買うと設置工事費やら古い機械の処分費や何やらでトータルこの金額がかかりますよ。」とチラシの裏側に手書きの殴り書きで見せてきました。しかも「繫忙期で機械も取り合いになってますので3営業日後の週明けまでに購入して頂かないと今回の点検見積り料として3000円いただきますよ。」などとせかして来ます。

確かにこの猛暑の中、室外機カバーなども付けずに炎天下に晒していたら基盤も壊れるかもしれない、もしそうなら自分の認識不足だったと反省はしますが、なにか腑に落ちません。大手家電量販店が安売り競争をしている昨今、小さい街の電気屋さんが生き残りをかけるにはご近所の困りごとにフットワークよく対応し、小回りのきいたサービスを提供するところに活路を見い出しているものだと思ってました。しかも何十万かの商品をその電気屋から買ったものがものの2,3年でダメになり、また何十万かする買い物をせっつかされているこの状況に腹ただしささえ感じられたので納得出来なかったけれどもたった10分ごときの見積り点検費用の3000円を翌日払いに行きました。

それからその年の繫忙期も過ぎ、元々ご近所ではないけど知り合いだった空調設備工事業者の人に見てもらう事になり、その機種なら基盤も手に入るから直せるとの事でした。そしてその業者さんに見てもらった結果、先ずエアコンのガス圧が全然低い、このガスの圧力が上がらないと室外機で空気を圧縮させて温度を冷やす事が出来ない。エアコンのガスが普通に漏れていくということも考えづらいことだけれども、設置した時に管のジョイント部分の施工が悪ければそれが原因かもしれない。とのことで結局ガスを充填してみて判断することになりました。その結果冷たい風が出てくるようになったのです。怒りがこみ上げ今すぐに基盤の代金と3000円の見積もり代を返して貰いに街の電気屋さんに乗り込んで行ってやろうかとも思いましたが、直してくれた業者さんがいい人で、「基盤もまた別件で使えるかもしれないから今回はガスの充填代金だけでいいよ。」と言ってくれました。これこそ痒い所に手が届くサービス精神で街の電気屋さんに爪の垢を煎じて飲ませたいくらいでしたが結局自分も近所でわだかまりを残したく無かったので3000円の件も泣き寝入りする事にしました。

そうして5,6年使えてきたエアコンがまた冷たい風が出てこなくなりました。おそらくガスが抜けてまた充填すれば使えるようになるかもしれませんが、トータル10年目の機械になりますし、この繫忙期にガスだけ充填しに来てもらってその後何年使えるかもわからないものにお金をかけるならいっそのこと新品を買い替えたほうがいいのではないかと今回思ったのでした。

今度はエアコンのD社の製品を買おうかなと思っています。下見で何箇所か家電量販店を回って見た感じ、やはりD社はトップメーカーと言われることもあり室外機の構造も壊れにくく特許で他メーカーが真似出来ない作りをしているからなのだとか。また国内で作っているメーカーはD社とM社のとある製品くらいで昔のエアコンに比べて7,8年で壊れてしまうものばかりになっているらしいです。

高い買い物をする時は特に入念な下調べと信頼できる人から買う事が重要だなとつくづく感じました。

最後までお付き合いして読んで下さった方ありがとうございました。

これからもどうでもいいような話ではありますが、私と同じような失敗をしてほしく無い思いで書いていきたいと思います。