明日から8月です。

8月といえばお盆がやってきます。お盆とは言うまでもなく先祖供養の儀式で元々は旧暦の7月15日に先祖の霊があの世から帰ってきて家族とともに過ごし再びあの世へ帰っていくという仏教の教えに結びついた儀式です。

今日はその準備の為お墓の掃除とお花のお供えをしに行って来ました。この連日の酷暑なのでなるべく早めに到着して作業する事にします。私が無責任な若い頃はこんな事やるはずもない人間だったのがこの歳になると身体も衰えてここまで生きてこれたのも色んな人々やもちろんのことご先祖様のおかげでもあるのだということに気付かされたので日本古来の信仰や風習を大切にするようになったのです。掃除にしても事務的に早く終わらせようだとかいやいやながらやってしまっていると気持ちも重たくなり段々億劫になってしまいますが、仏教の教えでは日々の清掃で塵一つなく清潔に保つことが得を積むことをしているという教えがあるそうです。

そういった気持ちで丁寧に清掃を進めていきますと気持ちも清々しくなり、作業も苦も無く進められます。そうは言ってもこれは単にお盆の準備段階のひとつでお盆期間中のする事といえば、

12日、お迎えの準備があり、お仏壇のお供え物やお花の準備があります。さらに13日は迎え盆といって、位牌を仏壇から精霊棚に移しお供え物を整えます。こ のほかにお墓参りをしたり夕方に迎え火を焚き盆提灯に明かりをともすのもこの日に行います。

14日15日はお盆の供養日で棚経をあげ精霊棚にお供え物を欠かさずにお盆の法要をします。またこの時に家族や親戚が集まり一緒にお参りをして家族全員で会食をしたりします。

16日は送り盆といってこの日の夕方に送り火を焚きます。17日は後片付けという具合に連日必要な儀式があります。

若い人達は夏休み中レジャーやイベントなどに夢中で明け暮れて家族の行事には参加せず、また社会人であってもブラック企業に勤めたりしたらこんなにもお盆休みがもらえなかったり、そもそも飲食業などのサービス業ではお盆休み期間は書き入れ時で仕事を休めなかったりする人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

今一度歩む速度をゆるめて自分が正しいバイアスで行動しているのか見直してみるのもいいのではないかと思ったりしてます。

お読みいただきましてありがとうございました。